就職活動のためにも、インターンシップに参加したいと考えている大学生もいるかと思います。 インターンの募集に際して、多くの企業がエントリーシート(ES)の提出を求めてくるでしょう。せっかく時間を割いてエントリーシートを用意 […]
就職活動のためにも、インターンシップに参加したいと考えている大学生もいるかと思います。
インターンの募集に際して、多くの企業がエントリーシート(ES)の提出を求めてくるでしょう。せっかく時間を割いてエントリーシートを用意し提出するのですから、書類は突破したいところです。
この記事では、インターンに受かるためのエントリーシートの書き方と、読まれるエントリーシートのポイントなどを解説していきます。
インターンにエントリーシートが必要なのはなぜ?
インターンの選考に通るためには、企業がなぜエントリーシートの提出を求めているのかを考慮し、その目的にあったものにする必要があります。
企業がエントリーシートを要求する理由に以下のものが挙げられます。
- 優秀な学生を採用したい
- インターンへの意欲をみたい
- 企業にあった人が欲しい
①優秀な学生が欲しい
企業側のインターンシップ募集目的としては「人的リソースを補いたい(手が足りない)」「新卒採用に繋げたい」などがあります。
そのため、インターンシップに参加してもらうなら、当然優秀であったり熱意ある学生の方がいいですよね。採用まで考えているのであれば尚更です。
そのため、エントリーシートでの選考は面接やディスカッションで先行するよりも効率的に行うことができます。
企業目線に立った時に、何が本当の目的なのかを考えることができれば有利になるでしょう。
②インターンへの意欲をみたい
どれだけ優秀な学生だからといって、インターンシップへの意欲が感じられなければ、参加して欲しくないというのが企業の本音でしょう。
特にインターンシップで初めて社会人を疑似体験する大学生に、専門的なスキルを期待している企業は多くありません。ですので「最低限、やる気や熱意だけはあって欲しい」というのが企業の本音です。
インターンシップでの内容は、本選考時の参考にする企業も少なくありませんので、意欲・熱意という観点は重視しておきましょう。
③企業と学生のマッチング
企業の風土や特徴、インターンシップで得られる経験にマッチしているかという観点も大切です。
インターンシップに参加してもらった後に、性格や価値観、目的意識のズレがあるとなると、企業・学生双方にとって良くありません。
このようなことが起きないように、企業と学生のマッチングを見る際にエントリーシートの内容が活用されます。
エントリーシートを書くときの注意点
受かるエントリーシートを書くときは以下の4つに注意してみてください。
- 結論から書く(PREP法)
- エピソードを入れる
- 人にチェックしてもらう
- 企業研究を怠らない
結論から書く(PREP法)
どんな質問にも結論から書くことを意識しましょう。初めに結論を書くことで、全体像がはっきりとし、内容を理解してもらいやすくなります。
ここでは、相手に文章を理解してもらうために有効なPREP法を紹介します。
PREP法とは、Point(主張)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(主張)の頭文字をとった説明法の一つです。
PREP法を使うことで、受け手は話の内容をより理解できるようになります。
なぜなら、話の要点を最初に示すことで、受け手は趣旨を理解してから全体像を把握できるからです。また理由や具体例を示すことでより説得力が上がります。
エピソードを入れる
PREP法の「E=具体例」として実際のエピソードが必要となります。
また、自分の強みや志望動機をエピソードを話すと、企業側にはっきりとした人物像を端的に伝えることができます。
中高時代のエピソードだと「今の自分」を伝えるには不十分となり得ます。できるだけ最近の大学で経験したエピソードを用いましょう。
人にチェックしてもらう
エントリーシートは主観的な視点だけ書いても完璧にはなりません。
大学の就職援助センターや頼れる先輩・インターンシップ経験者の友人などに確認してもらいましょう。
人にチェックしてもらうことで論理の破綻や言葉の誤用に気づくことができます。また、エントリーシートに慣れている人に見てもらうことで、より印象のいい文章にブラッシュアップできるチャンスになります。
企業研究を怠らない
企業や業界の研究を入念にすることで、「インターンシップに参加したい理由」を正確に伝えることができるようになります。
インターン先に熱意を伝えることができれば、採用される可能性は上がっていきます。
【項目別】インターンのエントリーシートに書くこと
エントリーシートでは企業側が設定する記入項目が存在することが多いです。
ここでは聞かれることが多い4つの項目に分けて何をどう書くかを解説していきます。
- 学歴
- ガクチカ
- 自己PR
- 志望動機
学歴
エントリーシートの学歴は中学卒業から書き始めましょう。入学と卒業を区分して書き、年と月もしっかりと記入します。
学校名は省略せずに、「〇〇高等学校」といった形式で書きます。また大学に関しては自分の学部学科を正式名称で書きましょう。
大学を卒業していない場合は「在学中」ではなく「◯年 卒業見込み」といった表現を用いてください。
そして最後に「以上」と添えましょう。
ガクチカ
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称です。
先ほど述べたとおり、まずは結論を簡潔に伝えます。そして具体的なエピソードから学んだことや掴んだ成功を付け加えていきます。
ガクチカの項目で見られるのは結果よりも過程です。成し遂げた結果や実績を強くアピールするよりも、その過程で得られた考え方や価値観に重点を置きましょう。そうすることで企業に自分の良さを知ってもらうことができます。
自己PR
自己PRでは自分の強みや長所を伝えます。
最初に自分の強みをはっきりと簡潔に述べ、その強みを活かして何をしたのか、何ができるのかをアピールします。
【自己PRの例文】
私の強みは、目標達成のために努力し続ける継続力です。
大学2年生の時に始めたアルバイトでは、未経験からスタートし、お客様対応や業務のスピードに慣れるまでには時間がかかりました。
しかし、諦めることなく、毎日少しずつ改善を重ねていきました。特に、初めての仕事として任されたレジ業務では、正確さと迅速さが求められる中で、練習と復習を繰り返し、ミスを減らす努力を続けました。
その結果、半年後にはアルバイト先の中で最も信頼されるスタッフの一人となり、新人の教育係としても任されるようになりました。
インターンシップでもこの継続力を活かして、どんな業務も諦めずに取り組み続け、主体的に学んでいきたいと思います。
志望動機
志望動機は「インターンに参加したい理由」を簡潔に書く項目です。なぜそのインターンを選んだのかを具体的に説明します。
注意点として、企業への入社希望理由ではなく、インターンの参加希望を書く必要があります。インターンを通してどのような力をつけたいのか、どうしてこのプログラムを選んだのかを意識して書きましょう。
まとめ
今回はインターンに受かるためのエントリーシートの書き方を解説しました。エントリーシートを書く際は、以下の4つに気をつけてください。
- 結論から書く
- エピソードを入れる
- 人にチェックしてもらう
- 企業研究を怠らない
特に結論から書くことは、自分の言いたいことをはっきりとうまく伝えることができる手法なので意識してみてください。
これは社会人と会話する際にも大切なことです。